
横綱審議委員会は29日夕方、東京 両国の国技館で開かれ、会合のあと大島委員長が記者会見しました。
この中で、秋場所で豊昇龍との横綱どうしの優勝決定戦を制して横綱として初めてで、5回目の優勝を果たした大の里について「逃げずに受けながらも強い相撲を取った。心身の構えが一層の進化を遂げた結果の優勝で立派だった」と評価しました。
一方、休場明けで千秋楽まで優勝を争った豊昇龍については「けがを乗り越えながら、横綱としての責任と気迫を見せてもらった。さらにスピードと気迫のこもった横綱を目指してほしい」と今後に期待を寄せました。

また、先場所は平幕が優勝した中、今場所は、16年ぶりに横綱どうしの優勝決定戦が行われるなど、最後まで両横綱が優勝を争ったことについては、「あっぱれだった。両横綱とも重責を果たしてもらった。先場所のさまざまな思いを胸に秘めながら横綱としての自覚と責任を持って稽古に励み戦い抜いたことがこういう結果になったと思うので続けてほしい」と話しました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。