■MLB ナ・リーグWCS カブス3ー1パドレス(日本時間1日、リグリー・フィールド)

ナ・リーグワイルドカードシリーズが開幕、ワイルドカード1位のカブスが本拠地でワイルドカード2位のパドレスと対戦、3ー1でカブスが初戦を制した。“5番・ライト”で先発出場したカブス・鈴木誠也(31)が0対1の5回にプレーオフ1号となる同点初アーチを放った。

試合後、鈴木は長男の大翔(ひろと)くんとともに登場した。初のプレーオフで初アーチには「とりあえず最高でした。ファンの皆さんの熱気もすごかったし、終始こう、鳥肌が立っているというか、シーズン中に感じられない緊張感だったりとか、すごく楽しんできょうのゲームを終えることができました」とコメント。

「何とか、突破口を開きたいなという思いで打席には入ったんで。それがホームランにつながってすごくよかった。そこから流れに乗ってチームの球場の雰囲気も素晴らしかったですし、選手だけじゃなくて球場含め、全員の力で勝った勝利だと思うので、すごくうれしいです。(息子は)泣いてたみたいです」と話した。

レギュラーシーズン最後の4試合で5本塁打、プレーオフでも初アーチと好調の要因については「説明できないですね。なんで自分がここまで打ててるのか正直わかんないですけど。シーズンも終わって気持ち切り替えてポストシーズンモードでこう入っているんで。きょうのホームランは自分だけの力じゃない。自分が思っている以上の力が出て、周りのみんなに打たせてもらったホームランでもあるんで、すごくうれしいです」と笑顔を見せた。

会見に子どもを連れてきたのは「アメリカの野球のいいところでもありますし。こうやって記者会見とかで子供が来るのは(日本では)ないことなので。子供にもすごくいい経験になると思いますし、子供に夢を見させるっていうのも親としての仕事でもあるんで、すごくいい環境だと思っています」と語った。

先発したM.ボイド(34)も子どもを連れて会見に出席、鈴木が息子・大翔くんに報道陣に向けて「Thank you」と言ってごらんとふると、恥ずかしがっている大翔くんの代わりにボイドの子供が「GO CUBS GO」と言い拍手。誠也も大翔くんに促し「GO CUBS GO」と続き拍手。大翔くんも最後は報道陣に手を振り退出、鈴木も満面の笑みで喜んだ。

地区シリーズに王手をかけたカブス、C.カウンセル監督(55)は試合後の会見で第2戦の先発については「先発投手の名前は伏せておく。つまり現時点ではアイディアはあっても確固たる計画ではない」と明言を避けた。

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