サッカーのJ1横浜F・マリノスは1日、経営再建中の日産自動車がクラブ運営会社の株売却を検討しているとの報道があってから初めて、神奈川県横須賀市内で報道陣に練習の一部を公開した。

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 大島秀夫監督は選手の様子について「変わっていない。気になることはない」と説明。「やることは変わらない。ピッチ内の自分たちが一戦一戦、勝ち点を重ねていくことにフォーカスしようという話はした」と語った。

 チームは現在17位で、残留争いのまっただ中。リーグ戦は残り6試合で、4日には柏レイソル戦を控える。

 主将の喜田拓也は「動揺はない。柏戦に絶対に勝つ。クラブに誇りを持って戦う。それだけです」と平常心を強調した。

 宮市亮も「僕らはサッカー選手として、週末にスタジアムに来てくれる人たちに最高のものを提供するだけ。それが僕らの仕事。僕らが集中するのはピッチだけ」と話した。

 日産は、マリノスの運営会社「横浜マリノス」の株式の約75%を保有。家電量販店大手のノジマに株式の売却を打診していることがわかっている。株の売却によってクラブ運営から退くことも視野に入れて検討している模様だ。

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