■第79回国民スポーツ大会 成年男子800m予選(3日、滋賀県彦根市・平和堂HATOスタジアム)
国民スポーツ大会の陸上競技が3日、開幕した。成年男子800m予選に、東京世界陸上代表の落合晃(19、駒澤大)が出場し、1分48秒80の組1着で決勝進出を決めた。
地元・滋賀県出身の落合が、快走を見せた。200m過ぎで先頭に立ち、ラスト1周に入った落合。残り200mほどでスピードを上げ、後続を突き放し1着でフィニッシュした。ゴール後、スタンドからは大きな拍手が送られた。
落合は、9月16日の男子800m予選に出場し1分46秒78の組7着、世界陸上での日本人最高記録をマークしたが、予選通過はならなかった。2011年テグ大会の横田真人以来、14年ぶりに日本選手の出場となった男子800m。日本記録保持者の落合は、ラスト400mの鐘を聞くと積極的にスパート。直線でもスピードが落ちずに、2人を抜いてフィニッシュした。「国立の舞台で大声援を受けながら、走ることがすごくうれしいですし、応援して下さった全員の方々に感謝の気持ちでいっぱいです」と笑顔で答えた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。