チームを運営するNECは20日、現在リーグワンの2部にあたるディビジョン2のグリーンロケッツを第三者に譲渡する検討を始めたと発表しました。

具体的な相手や時期については明言していませんが、ことし12月に開幕するシーズン終了後にリーグワンを退会することを前提にしています。

NECは「チームの位置づけを多面的に検討した結果、NECが中長期にわたり持続可能な形でチームを発展させることは困難と判断した」理由を説明しています。

千葉県の柏市など東葛地域をホームとしているグリーンロケッツは、1985年創部で、これまで日本選手権で3回優勝した実績があり、過去には元日本代表のスクラムハーフ、田中史朗さんも在籍していました。

2022年に始まったリーグワンでは、最初の2シーズンを1部にあたるディビジョン1でプレーし、その後、ディビジョン2に降格して、昨シーズンは3位で昇格はなりませんでした。

チームは「ご心配をお掛けすることになりますが、関係者と連携して譲渡に向けて全力でチャレンジしてまいります」としています。

一方、リーグワンの東海林一専務理事は「大変残念な思いで受け止めています。NECの判断を尊重し、チームの歴史と資産が未来に継承されるよう必要な取り組みに全面的に協力してまいります」とコメントしました。

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