第1試合は、7年ぶりにベスト4に進出した日大三高と、16年ぶりに進出した県立岐阜商業が対戦します。

日大三高は、2年生の4番・田中諒選手が、ここまで打率が3割8分5厘、2本のホームランを打つなど、チームの打線をけん引してきました。

投手陣はエース・近藤優樹投手が3試合すべてに登板して高い制球力で相手の打線を打ち取り、2試合を完投、防御率が1点台と好投を続けています。

県立岐阜商業は、2回戦以降は2点差以内の接戦を制してきた粘り強さがあります。

特に19日の神奈川の横浜高校との準々決勝では、タイブレークの延長10回に小鎗稜也選手の走者一掃のタイムリーツーベースで3点差を追いつき、11回に4番の坂口路歩選手がサヨナラヒットを打ってセンバツ王者を破るなど勝負どころで力を発揮して勝ち上がってきました。

ともに夏の甲子園で優勝経験があるチームどうしの対戦で、日大三高は優勝した2011年以来14年ぶり、県立岐阜商業は1956年以来、69年ぶりの決勝進出をめざします。

第2試合は、いずれも夏の甲子園で初めてベスト4に進出した沖縄尚学高校と、山梨学院が対戦します。

沖縄尚学はいずれも2年生で左投げでエースの末吉良丞投手がここまで400球近くを投げて防御率が1ちょうど。右投げの新垣有絃投手も、180球余りを投げて防御率が0点台と安定しています。

投手陣を支える守備陣も大会を通してここまでエラーは1つと堅い守備が光っています。

山梨学院は、2年生でエースの菰田陽生投手が投打で活躍していて、投げてはここまで3試合で先発して、力のあるストレートを軸に防御率が1点台の投球を見せています。打っては打率が5割を超え、打点もチームでトップの「6」と攻守で要となっています。

また、4番の横山悠選手はここまで10打数8安打の打率8割と好調です。

チーム打率が4割近い山梨学院の攻撃を、沖縄尚学が防御率0点台の投手陣を中心にどのように防いでいくかが試合のポイントになりそうです。

ともに春のセンバツでは優勝経験があるチームどうしの対戦で、どちらが勝っても夏は初めての決勝進出となります。

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