JRFU(日本ラグビーフットボール協会)は、10月25日(土)に国立競技場で行われる「リポビタンDチャレンジカップ2025」オーストラリア代表戦に臨む日本代表メンバー23人を発表しました。

▼今シーズン国内最終戦の布陣は?

2027年ワールドカップに向けて、試合を重ねるごとに成長の跡をみせているエディーJAPAN。今シーズンの国内最終戦となる今回の試合には、フィジーとのPNC決勝を戦ったメンバーに、百戦錬磨のリーチ・マイケル選手と期待の若手選手が加わる楽しみな布陣となりました。

FW陣では、第3列でけがから復帰したベン・ガンター選手(埼玉パナソニックワイルドナイツ)とリーチ・マイケル選手(東芝ブレイブルーパス東京)が先発。接戦の末敗れたフィジー戦のメンバーを中心に、ワークレートの高い選手が集まりました。そのほか、リザーブながら、18日のオーストラリアA代表戦でJAPAN XVの一員として躍動したタイラー・ポール選手(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)もメンバー入りを果たしています。

BK陣では、ジャパンの「超速ラグビー」のカギを握るハーフ団に、PNC準決勝、決勝に続いてSH藤原忍選手(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)とSO李承信選手(コベルコ神戸スティーラーズ)のコンビを起用。この試合では、バイスキャプテンを務める李承信選手のリーダーシップにも期待が高まります。

▼エディー・ジョーンズHC「この試合に挑む準備はできている」

さらに、エディー・ジョーンズヘッドコーチが、「(召集できる)チャンスがあれば、ずっと起用したいと思っていた」と話した矢崎由高選手(早稲田大学)がFBで久しぶりの先発。フィジー戦ではリザーブからの出場だった中野将伍選手(東京サントリーサンゴリアス)、トンガ戦で脚をいためた影響でPNC決勝では、メンバーから外れていた石田吉平選手(横浜キヤノンイーグルス)も先発復帰を果たしています。

「チームは、確実に成長している。(オーストラリア代表と対戦する)今回も非常にいい準備ができた。かなり大きなタスクだが、この試合に挑む準備はできている」とエディー・ジョーンズヘッドコーチが手ごたえを口にすると、PNCに続いてキャプテンを務めるワーナー・ディアンズ選手が「レベルの高いチームと試合できるのは楽しみ。相手の攻撃をどれだけ止められるかが大事だが、今まで自分たちが練習してきたことを出せれば勝つチャンスは十分にあると思っている」と応えた日本代表。

「サッカー日本代表がブラジル代表に勝利したように、食らいつき続けて、ファイトし続けることが大事」と指揮官が締めくくったように、過去6戦して一度も勝てていない相手に、最後まで戦い続けて勝利を引き寄せることができるのか、注目の一戦は、10月25日(土)午後2時50分キックオフです。

▼「リポビタンDチャレンジカップ 2025」日本代表vsオーストラリア代表

【日本代表試合登録メンバー(23人)】   
(背番号 氏名 所属チーム)

1 小林賢太(東京サントリーサンゴリアス) 
2 江良颯(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
3 竹内柊平(東京サントリーサンゴリアス)
4 ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ) 
5 ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)◎
6 ベン・ガンター (埼玉パナソニックワイルドナイツ)
7 下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)
8 リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)
9 藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
10 李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)〇
11 長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
12 中野将伍 (東京サントリーサンゴリアス)
13 ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)〇
14 石田吉平(横浜キヤノンイーグルス)
15 矢崎由高(早稲田大学)
16 佐藤健次(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
17 祝原涼介(横浜キヤノンイーグルス)
18 為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)  
19 タイラー・ポール (クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
20 ティエナン・コストリー(コベルコ神戸スティーラーズ)
21 福田健太(東京サントリーサンゴリアス)
22 チャーリー・ローレンス(三菱重工相模原ダイナボアーズ)
23 サム・グリーン(静岡ブルーレヴズ)
◎:キャプテン 〇:バイスキャプテン

【試合日程】
10月25日(土) 日本代表 対 オーストラリア代表 午後2時50分KO

【会場】
国立競技場

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。