大リーグは31日(日本時間11月1日)、ワールドシリーズ第6戦がカナダ・トロントで行われる。

 ここまでの対戦成績は、米ロサンゼルスで行われた第5戦に快勝したブルージェイズの3勝2敗。後がなくなったドジャースは30日、試合会場で調整した。

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 過去の7回戦制シリーズを振り返ると、今シリーズのブルージェイズのように、2勝2敗で迎えた敵地での第5戦を制して王手をかけ、「地の利」がある本拠に戻るケースは、シリーズ制覇の確率が74.1%まで跳ね上がる。

 過去の事例からすると、ドジャースが逆転優勝するのは難しそうだ。21世紀初のワールドシリーズ連覇がかかるが、第4戦で6安打2得点、第5戦で4安打1得点と元気がない。

 ブルージェイズは、強打者スプリンガーが第4戦以降をけがで欠場しているものの、代役の活躍で攻撃力が低下していない。主軸ゲレロが2試合連続本塁打と持ち味を取り戻したのも明るい材料だ。

 第6戦の先発投手は、ドジャースが山本由伸、ブルージェイズがガウスマンの予定。ともに第2戦で登板し、山本は105球で1失点完投を演じた。ガウスマンは七回に2本塁打を浴び82球で途中降板した。

 山本は延長十八回までもつれた第3戦で、緊急登板に備えてブルペンで肩をつくるひと幕があった。投げ合う展開になれば、余力があるガウスマンが有利か。

ブルージェイズ  ドジャース

イエサベージ○11―4●スネル

ガウスマン ●1―5○ 山 本 

シャーザー ●5―6○グラスノー

ビーバー  ○6―2● 大 谷 

イエサベージ○6―1● スネル

ガウスマン  ⑥1日 山 本 

       ⑦2日

※3~5戦はドジャースのホーム、選手名は先発投手、日付は日本時間(いずれも午前9時開始)

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