■JリーグYBCルヴァンカップ決勝 柏レイソル 1ー3 サンフレッチェ広島(1日、東京・国立競技場)

Jリーグのルヴァンカップ決勝が行われ、サンフレッチェ広島が3-1で柏レイソルを下し、3年ぶり2度目の大会制覇を成し遂げた。

広島は前半、ロングスローから荒木隼人(29)のヘディングシュートで1点を先制。さらに東俊希(25)もフリーキックを直接ゴールに叩き込むと、終了間際にも再びロングスローから最後はジャーメイン良(30)が追加点を奪い3点をリードして折り返した。後半、柏の細谷真央(24)にゴールを決められ1点を返されたものの、広島はリーグ最少失点を誇る守備陣が、その後は追加点を許さず勝利した。

両チームは今季のJ1で2度対戦し2引き分け。3月16日の第6節は1−1。9月23日の第31節でも0-0のスコアレスドローに終わった。

今季3度目の対戦となったルヴァンカップ決勝。広島がインターセプトからボールを奪いシュートを打てば、柏も縦パスからチャンスを作り相手ゴールに迫るなど、前半序盤から好守が目まぐるしく入れ替わる激しい試合が続いた。

13分には、柏が自陣からのカウンターで右サイドを攻め上がり、中央へパス。受けた瀬川祐輔(31)がペナルティエリア手前から強烈なシュートを放つが、広島のGK大迫敬介(26)にセーブされる。

25分、広島は相手陣内で中野就斗(25)のロングスローを荒木がヘディングシュート。ボールはゴールネットを揺らし広島が1点を先制する。38分にはセットプレーから東がフリーキックを直接決めて2点目を奪うと、アディショナルタイムにも再びロングスローから佐々木翔(36)が頭で後ろにそらした所に、ゴール前フリーのジャーメインが左足を振り抜き3点目。広島が3点をリードして折り返した。

後半に入ると、柏がボールを繋ぎ広島ゴールに迫る。途中から入った細谷を中心にカウンターも仕掛けるなど、前がかりに攻め込む。しかし広島は日本代表GK大迫を中心に、リーグ最少失点を誇る守備陣が得点を許さない。

それでも柏は36分、細谷がゴール前で広島DFを背負いながらも左足を振り抜き1点を返す。6万人が詰めかけた国立競技場。両チーム必死の攻防が続く中、互いのサポーターも大きな声援を送る。後半は柏に圧倒的にボールを保持されながらも、広島は最後まで集中力を保ち、2点差のまま逃げ切った。

*写真は前半、フリーキックから直接チーム2点目となるゴールを決めた広島・東俊希選手

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