日大三(西東京)14年ぶりの優勝 目指す

日大三高は、準決勝で県立岐阜商業に延長10回タイブレークの末、4対2で勝ち、14年ぶりの優勝を目指しています。

【詳しくはこちら】準決勝 対 県岐阜商

前日の22日は、兵庫県西宮市のグラウンドでおよそ2時間にわたって調整し、ほとんどの時間をバッティング練習にあてました。

日大三高は、伝統の強力打線が持ち味ですが、相手の沖縄尚学は、左投げと右投げの好投手がいることから、練習では、左と右のピッチャーが、マウンドよりも2メートル手前の位置から投げ込んで、対策を行いました。

この中では、今大会、2本のホームランを打って打率は4割を超えている2年生の4番バッター、田中諒選手などが、外野に高く張られたフェンスに向けて、大きな当たりを次々と飛ばしていました。

ここまでの試合で防御率は1点台と、安定したピッチングをしているエースの近藤優樹投手は、ブルペンでキャッチャーを立たせた状態で、ストレートや変化球を20球ほど投げて、調整していました。

田中諒 選手
「相手の投手陣は左右ともにキレがありますが、4番バッターとしてチャンスで1本打ちたいです。優勝することしか考えていないです」

三木有造 監督
「とにかく振っていくことが大事だと思っているので、選手たちには思う存分、暴れてほしい」

沖縄尚学(沖縄) 夏 初優勝を目指す

沖縄尚学は準決勝で山梨学院に5対4で競り勝ち、夏は初優勝を目指します。

【詳しくはこちら】準決勝 対 山梨学院

前日の22日は、大阪・豊中市のグラウンドでおよそ2時間にわたって調整し、はじめにバッティング練習を行いました。

この中では、準決勝で4番に座って3安打1打点と活躍した宜野座恵夢選手や、5番で勝ち越しのタイムリーヒットを打った比嘉大登選手などが、それぞれ鋭いスイングをしていました。

沖縄尚学は、地方大会から準々決勝までのエラーがわずかに1つと、堅い守備を持ち味にしていますが、準決勝では4つのエラーが出たことから、それぞれの選手が40分ほどにわたって入念に守備練習を行い、黙々とノックを受けていました。

また、ここまでともに好投を続けてきた2年生エースで左投げの末吉良丞投手と、同じ2年生で右投げの新垣有絃投手は、チューブを使って肩を動かしたり、キャッチボールをしたりして、軽めの調整をしていました。

末吉良丞 投手
「疲れはありますが、いい調整ができました。相手の打線はよく振ってくると思うので、チームが勝てるピッチングをしたいです」

比嘉公也 監督
「ここに来て、いちばんいい状態だと思う。粘り強く守り勝つ野球をして、沖縄の皆さんにいい報告をしたい」

【NHK特設サイト】夏の甲子園2025

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