沖縄尚学高校の大応援団の中には、エイサーで観衆を盛り上げる「チョンダラー」の姿もあった。同校野球部OB会のメンバーで、「自分たちがなし得なかったことに挑んでいる。応援をもっと盛り上げたい」と発案した。強い日差しの下、汗で流れ落ちる化粧を直しながら、周囲の大応援団を盛り上げた。

 そのうちの一人は、沖縄尚学が春の選抜大会で優勝した時にマネージャーとして選手たちを支えた大屋純人さん(34)。

 この日、大応援団の盛大な応援を受けたチームは、夏の大会で初となる決勝進出を決めた。大屋さんは「後輩たちをとても頼もしく感じる。いつも通り一球一球に集中して、沖縄に深紅の優勝旗を持ち帰ってほしい」とエールを送った。

 OB会副会長の牧雅史さんも決勝進出を「誇らしい」と喜び、「選手は、スタンドの応援で勇気をもらえる。次の試合も張り切って応援したい」と意気込んだ。(東京報道部・島袋晋作)

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