野球界のさらなる発展を目指して設立された一般財団法人「球心会」は15日、東京ドームで初めてのイベントとなる”BEYOND OH! PLAY KIDS”を開催した。イベントには球心会の王貞治代表(85)、栗山英樹副代表(64)、侍ジャパンの井端弘和監督(50)が登場。15日、16日に開催される「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本 vs 韓国」にあわせて、野球関連各団体と連携し、野球に初めて触れる子どもをはじめ、多くの人に野球の魅力を届ける様々な企画が用意された。

「今夜、侍ジャパンが試合に勝ちますので。応援していただきたいなと思いますので、今日は一日楽しんでって欲しいなと思います」と子どもたちに挨拶をしたのは背番号「89」を背負う侍ジャパンの指揮官、井端監督。

「王さんの背番号、栗山さんの背番号を僕が引き継いでますので」とこの日、同球場で韓国との強化試合を控える中、WBC第1回大会(2006年)優勝監督の王代表、第5回大会(2023年)優勝監督の栗山副代表とこのイベントに参加。「王代表と栗山さんには温かい言葉だったり、悩み事も相談させていただいたので逆に私にとって貴重な一日になったかなと思います」とWBCで優勝経験のある元監督らから心強い言葉をかけられたという。

王代表は「今はOB会だとかね名球会だとか。プロのOBの人たち、それからアマチュアでずっと野球やってきた人たち、我々と違う軟式のボールとか、これでやった人の人数が多いんですよ。だからそういう人たちのファンの人たちも集まっていただいて、いろいろ意見を聞いて。野球界全体を盛り上げていきたいと思います」と野球界全体への思いを語った。

王貞治代表

栗山副代表は「日本の野球ってもう本当に多くの人たちが少年野球だったりとか、アマチュアの皆さんだったり、多くの人たちのおかげで今野球が成り立っている。みんなで力を合わせて子供たちが成長する応援を、お手伝いをできるようにしていきたいなと思います」と次世代を支える取り組みに前向きな姿勢を見せた。

栗山英樹副代表

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