■サッカー男子 キリンチャレンジカップ2025 日本代表 3ー0 ボリビア代表(18日、国立競技場)

サッカー男子日本代表(FIFAランク19位)は、ボリビア代表(同76位)に3対0で勝利し、3連勝となった。前半4分に鎌田大地(29)が約5か月振りにゴール、後半には途中出場の町野修斗(26)が追加点、さらに中村敬斗 (25)もゴールを奪い、森保一監督(57)の代表通算100試合目を勝利で飾った。

ボリビア代表は2026年ワールドカップ出場をかけて南米予選では7位、大陸間プレーオフに駒を進めた。南米予選ではブラジル、コロンビアに勝利を収めるなどサプライズも起こしてきた。2025年ラストマッチが歴代最長更新となる森保一監督の代表通算100試合目と節目のゲーム、日本代表のスタメンはGKに早川友基(26)、DFは板倉滉 (28)、谷口彰悟(34)、瀬古歩夢(25)、菅原由勢(25)。MFには鎌田、遠藤航(32)、前田大然(28)、南野拓実(30)、久保建英(24)が入り、FWは小川航基(28)の1トップ。ガーナ戦からは7人の変更。ボランチの2人、鎌田と遠藤が先発起用となった。

日本は前半1分、中央の鎌田から小川にスルーパス、完璧なタイミングでキーパーと1対1となったが、防がれてしまった。それでも3分後、右サイドで久保がボールを持つと、2列目から走りこんだ鎌田に合わせて、胸で落としてからの左足ボレーをゴール右隅に叩きこんだ。最高の形で先制点を奪った。

22分にはカウンターで右サイドの久保へ、後ろから追い越した菅原へパス、中央へセンタリング、ニアで小川が頭で合わせたが、キーパーが好セーブ。こぼれ球を南野が狙ったが、ゴール右上に外してしまった。

29分には自陣での横パスを狙われて、カットされるとそのままミドルシュートもゴール左に外れた。日本は自陣で横パスをカットされるシーンが少し見られた。さらに41分には日本はゴール前でボリビアの個人技にファウルを取られてフリーキックを与えるなど流れに乗れない時間が続いた。

1対0で折り返した日本、後半から菅原に代えて堂安律(27)を投入、7分には敵陣でパスカットすると、シュートを狙わず、左から走りこんだ小川にスルーパス、これに小川は追いつかなかったが、堂安は落ち着いたプレーを見せた。さらに谷口から久保、そして小川へのスルーパスと自陣から3本のパスでチャンスを作る場面もあった。

試合中盤でなかなか攻撃の起点が作れなくなった日本は上田綺世(27)、町野修斗(26)、中村敬斗 (25)を投入。するとその直後、上田が起点となり、右サイドの堂安へ、そして、中央に走りこんだ上田がヘディングで狙ったが、ゴール右に外れた。

26分には右サイドの堂安から走りこんだ中村へ、折り返しに町野が合わせてボリビアゴールに叩きこんだ。後半から出場の3人で一気に流れを変えて追加点を奪った。

さらに33分にはディフェンスラインからのパスを上田が見事な抜け出しでボールをもらうと中村にラストパス、中村も相手ディフェンス体勢を崩してから、股抜きシュートで日本が3点目。

後半に投入した選手が2得点と森保監督の選手交代が的中し、ボリビアに3対0で快勝、守備陣も2試合連続無失点、森保監督の代表通算100試合目を白星で飾った。

森保監督は「無失点で抑えることができ、相手に関係なくしっかり自分たちがどうやって形を作って行くか、得点を奪えて勝利をつかみ取れたことが、来年のチャレンジに繋げることができる」と話した。

2点を奪った際には、選手の輪に入っていたが「選手が来いっていっていたんで(笑い)あまり選手に呼ばれることはないんですけど今日は嬉しかったです」と笑顔を見せた。

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