■国内男子ツアー ダンロップフェニックストーナメント1日目(20日、宮崎・フェニックスCC、7117ヤード、パー70)
国内男子ツアーのダンロップフェニックストーナメント1日目が宮崎のフェニックスCCで行われて、今季、日本ツアー初出場の松山英樹(33、LEXUS)が6バーディ、4ボギー、1ダブルボギーのイーブンパー、27位タイスタートとなった。逆転賞金王を狙う生源寺龍憲(27、フリー)は4位タイ、直近の出場8試合で5度のトップ10入りを果たしている石川遼(34、CASIO)は2アンダーで9位タイ、初優勝を目指す前田光史朗(25、ACN)が6アンダーで首位に立っている。
10番スタートの松山は3ホールをパー出迎えた右ドッグレッグの13番・332ヤードのパー4、ティーショットをグリーン手前まで持っていったが、バンカーにつかまってしまう。それでも、リカバリーで約2.5mに寄せると、初バーディを奪った。
15番・487ヤードのパー4ではティーショットを右の林に入れてしまいボギー、スコアをイーブンに落としたが16番・402ヤードのパー4、セカンドショットでピンそば約1.5mに、松山は納得いかないショットで打った後もスイングを確認していた。それでもすぐにバーディを取り返し、前半は2バーディ、1ボギーの1アンダーで折り返した。
後半に入り1番・416ヤードのパー4ではセカンドショットでグリーンを捉えるが、約3mほど残してしまった。このバーディパットをしっかり打ち切りスコアを伸ばした。
3番・180ヤードのパー3もバーディでトータル3アンダーと伸ばしたが、迎えた“鬼門”の4番ホール。今回から今までのパー5からパー4に変更された512ヤード、コースはストレートだが、フェアウェイの幅、グリーン周りが狭さが選手たちを悩ませる。松山も会見で「ドライバーでナイスショットしてもエッジまで200ヤード残る。(コースをアドバイスした)青木(功)さんに怒られるかもしれないけど、無理すぎる」と笑っていた。
その4番、ティーショットを右のラフに入れると、セカンドショットの豪快に打っていたがグリーンまで届かず、アプローチで約3mにつけたが、パーパットが決まらずにボギー。松山も首をかしげて次のホールに向かった。1日目はこのホールでバーディを取ったのは84人でわずか2人、ボギー以上を叩いたのは45人と約半分、2日以降もキーになるホールとなりそう。
5番でバーディを奪ったが、6番・202ヤードのパー3で3パットのボギーと出入りの激しいゴルフになると、7番・540ヤードのパー5では3打目でグリーンを狙ったが、手前のバンカーにつかまり、アゴで目玉になるという最悪の状況。バンカーから出すだけとなり、このホールでダブルボギーを叩いてしまった。
松山の1日目は6バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの「70」と出入りの激しいゴルフでイーブンパーの27位タイスタートとなった。
松山は「ティーショットが暴れてしまって、なかなかいいところから打てなかったので、この結果はしかたないなって感じですね」と振り返り「どうしたらいいのか今はわからない状況ですけど、原因を突き止めて明日のスタートまでには間に合わせたい」と話した。
今季日本ツアー初参戦で多くのギャラリーも訪れたが「応援に応えようと思っているんですけど、今日はミスをしてしまったので明日はミスを少なくできればなと思っています」と気持ちを切り替えていた。
【ダンロップフェニックストーナメント 1日目】
1位)前田光史朗 -6
2位)大槻智春 -4
下家秀琉
4位)生源寺龍憲 -3
塚田よおすけ
勝俣陵
蟬川泰果
堀川未来夢
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9位)石川遼 -2
27位)松山英樹 E
41位)片岡尚之 +1
64位)金子駆大 +3
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