来秋に愛知県内を中心に開催されるアジア・アジアパラ競技大会について、文部科学省は28日、開催支援の費用として136億円を見積もった補正予算案を公表した。うち大会経費の補助額は127億円。経費の一部を補助できるようにする特別措置法の成立が前提で、国は補正予算とともに開会中の臨時国会での成立を目指す。
この予算額を含む2025年度補正予算案が、閣議決定された。文科省によると、両大会の準備または運営に要する経費のうち、アジアパラ大会の開催関連経費とアジア大会の警備関係経費の一部を補助するとして127億円を計上。ほかに、大会を契機とした全国的なスポーツの機運醸成などのスポーツ振興に8.4億円、自治体やスポーツ団体の職員が大会業務を通じて国際競技大会運営のノウハウを学ぶ研修派遣プログラムに1億円を充てた。
大会組織委員会会長の大村秀章知事は「財政支援が盛り込まれたことはありがたい。引き続き、国のいろんな形での支援を要請していきたい」と述べた。組織委会長代行の広沢一郎・名古屋市長は「国費をいただくので、日本を代表するスポーツイベントにする覚悟を持たなければいけない」と語った。
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