バレーボールの世界一を決める戦い“世界バレー”で日本時間25日、女子日本代表(世界ランク4位)はウクライナ(同17位)にフルセットの激闘の末、3ー2で大逆転勝利を飾った。その後行われたセルビアとカメルーンの試合でセルビアが勝利したため日本は決勝トーナメント進出が決まった。ウクライナ戦で解説を務めたロンドンオリンピック™銅メダリストの大友愛さん(43)に試合の振り返りと次戦(27日)、予選ラウンド最終戦となるセルビア戦の見どころを聞いた。
※世界ランキングは日本戦終了時点
南波雅俊TBSアナウンサー:
今まさに日本対ウクライナ、世界バレーの一戦が終わったばかりですけれども、大逆転勝利でしたね。
大友さん:
すごい試合でしたよね。でも本当にこの一戦で学んだことも多いし、この一戦をしたことによって、何かもう一回り大きくなるすごい意味のある試合だったんじゃないかなというふうに思います。
南波アナ:
今日の勝敗を分けたポイントは、大友さんはどんなところにあったと感じてますか。
大友さん:
やはり試合をやっていく中で修正できる能力があるっていうところと、あとはスタッフ、ベンチとの連携がすごく取れてたなというふうに感じるので、やっぱりワンチームとなって戦ったのが、この勝利に繋がったのかなと思います。
南波アナ:
あと石川(真佑)選手と佐藤(淑乃)選手は前回の世界バレーを経験して、何かそれぞれが悔しさを持った中で、迎えたこの2人がここで、ここぞで決めてくれたなという印象もあるんですけど。
大友さん:
彼女たちの本当に強い想いっていうのがプレーに出ていましたし、それが他の選手にも伝わってると思うんですよね。そういう意味で彼女たちが本当にチームを引っ張っていって、チームを上げていってるなっていうのも感じます。
次戦27日、予選ラウンド最終戦セルビアに向けて
南波アナ:
さあ、日本はこれで2勝ということになりました。次がセルビアとの一戦。セルビアは世界バレー2連覇中のチームなんですけど、どういうふうに見ていきたいというか、楽しみなポイントはどこですか。
大友さん:
やっぱりセルビアは決定力もそうですけど高さもありますし、今日以上に高さがあると思うんですね。でも今日の試合でも、やっぱりブロックに対してトスを離してスパイクを打っていくとか、試合中に調整できたので、それを生かしてセルビア戦もブロックを使って決め切ったり、そういうトスを調節したりって試合の中でどんどんどんどんプレーを変えていきながら、勝ちに繋げてほしいなと思います。
南波アナ:
ネーションズリーグは日本がセルビアに勝ってるんですけど、そのときに相手のエースであるボシュコビッチ選手がいなかったという状況だったんですよね。

大友さん:
そうですね。彼女の決定力ってのはすごいので、でもやっぱりその選手だけではないので、セルビアの強さっていうのは。そういう意味では、やっぱり選手がいつも言っているように自分たちのバレーをまずしっかりした上で、対相手っていうふうにしていかないと、勝てないのかなと思うので、日本の良さをもう、どんどんどんどん出して欲しいなと思います。
※ボシュコビッチ選手は25日のカメルーン戦で負傷し日本戦に出場するかは不明
南波アナ:
大友さんの注目しているポイントでもいいですし、改めて選手でも結構なんですけど、見どころは。
大友さん:
やっぱり本当に小島(満菜美)選手の存在感だったり、島村(春世)選手が与える安心感だったり、やっぱりコートの中に入る人たちがしっかり自分たちのリズムを作り直せる選手がコートに入るとすごく強い日本の強いところだなと思うので、やっぱりチームを安定させてくれる小島選手とか島村選手の活躍も期待したいなと思います。
南波アナ:
大友さんどうもありがとうございました
大友さん:
ありがとうございました。
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