バレーボールの世界一を決める世界バレーで日本時間27日、女子日本代表(世界ランク4位)は大会2連覇中のセルビア(同8位)に3ー1で勝利。予選ラウンド3戦全勝で1位通過した日本は決勝トーナメント1回戦で開催国のタイと対戦する。セルビア戦の解説を務めた元日本代表の竹下佳江さん(47)に試合の振り返りと次戦、タイ戦の見どころを聞いた。
※世界ランキングは日本戦終了時点

南波雅俊TBSアナウンサー:
さあ、世界バレー連覇のセルビア相手に日本、3対1で勝ちました。いやあ、興奮する試合でしたね。

竹下さん:
いやもう、痺れましたよね。

南波アナ:
痺れました。特に第2セット30対28、粘り合いの中で取りました。

竹下さん:
もうあれを取り切ったのは大きいなと思うんですよね。ギリギリの中でよくみんな頑張ってくれたなっていう良いゲームでした。

南波アナ:
試合全体としてはどのような印象をお持ちですか?

竹下さん:
予選2試合がすごく苦しんでるっていうか、自分たちのプレーがなかなかできない中で今日のセルビア戦はもう各選手、スタートから行った選手もそうですし、二枚替えで入ってきた選手もそれぞれが良いパフォーマンスを見せてくれたなというような素晴らしい試合でした。

南波アナ:
これで日本は予選ラウンド3戦全勝で決勝トーナメント進出。次の相手は世界ランキングは18位と日本よりは下なんですけどただ、ネーションズリーグでもフルセット、さらに地元というところで、なかなか手強い相手になるような印象もあるんですがその辺りいかがでしょうか次の対戦。

次戦は開催国タイ 竹下さん「日本が上回ればすごくいい形に」

竹下さん:
いやあ、もう本当に簡単にはいかないと思います。やっぱりタイは開催国ですし、地元の後押し、応援の後押しってすごく選手たちにパワーをくれると思いますし、やっぱりタイって何かしらやってくる。日本のチームのこともよくわかっているので、すごく簡単にはいかないと思いますけど、でも日本の選手たちも苦しい状況を勝ちきってきているので、そういった意味ではすごく面白い、期待のできるゲームになるんじゃないかなと思います。

南波アナ:
タイの試合のときには、このフアマーク インドアスタジアムの外までずっと人がいるぐらいの相当な熱狂が現地ではあったということも聞いています。そんな状況の中で勝っていくポイント、どのようにお考えですか。

竹下さん:
でも総力戦っていうのはもう初戦から言ってることですけど、やっぱりディフェンスがすごくタイもいいんですけど、それ以上にブロック、レシーブとトータルディフェンスのところで日本が上回ればすごくいい形になっていくんじゃないかなと。サーブは本当に走るときすごく走ってますし、今日のゲームも後半20点目のあのギリギリのところでポイントを取ってたりするので、そういったところも期待できるかなというふうに思います。

南波アナ:
なるほど。注目選手を1人あげていただくといかがですか。

竹下さん:
注目選手で1人ってなかなか難しいんですけど。

南波アナ:
何人でもいいですよ(笑)

竹下さん:
難しいですけど、やっぱりもうキャプテンの石川(真佑)選手っていうところはもちろんそうなんですけど、やっぱ今日もすごい頑張ってた小島(満菜美)選手のディグ、ディフェンスチームを献身的に支えるところを期待したいです。

南波アナ:
素晴らしい守備からという展開。さあ、この対戦ですけれども29日の夜22時30分からこちらも非常に楽しみですね。

竹下さん:
そうですね。もう皆さんに応援していただきたいです。

南波アナ:
ぜひともご覧ください。

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