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 11度目の登板となった28日、おととしの8月以来、749日ぶりに勝ち投手となった大谷翔平選手(31)。二刀流復活後初勝利の投球を元メジャーリーガー・五十嵐亮太さんが徹底解説します。

2年ぶり白星 「投手大谷」の変化

大谷選手
「前回、前々回5イニング投げ切りたいなっていう中で投げ切ることができなかったので、きょう改めて最後まで投げ切ったっていうところが一つ一番いいところ」 大谷翔平選手 この記事の写真は3枚

 11度目の登板となった28日、おととしの8月以来、749日ぶりに勝ち投手となった大谷翔平選手。この登板には、驚きのプランと二刀流・大谷翔平完全復活の確実な歩みが垣間見えたのでした。

 球数87のうちカーブを23球。この日の26%を占め、割合は今シーズンのなんと10倍以上。なぜこのような配球になったのか?大谷選手自ら明かしていました。

「元々決めていたので。“打線の反応が”というよりは、カーブとスプリットを多めに投げるとあらかじめ決めてはいきました」

 今やローテーションの一角と思える大谷選手ですが、それ以前にリハビリ中の投手なのです。この日の登板を見ていた元メジャーリーガー・五十嵐亮太さんは驚きだったと言います。

元メジャーリーガー 五十嵐亮太さん 「リハビリの一環として、得意じゃない球種を投げて抑えてくださいと言われて抑えるんですよ。すごいってなりますよ。すごいってなるけど、やっぱり次元の違いを知らされちゃう」

 大谷選手は勝利投手となった試合で今シーズン最多の9奪三振。そのうちの4つは、カーブで空振り三振を奪いました。この投球内容に関しても五十嵐さんは目を見張るものがあったと言います。

大谷 軸となる球種 「(Q.カーブに関しては一番多かったですよね)投げていく中で自分で使えるなという
手応えであったりとか、キャッチャーも三振が取れるという感覚があったはず。割合を増やそうと思ったけどここまで増えたのは、カーブ自体が良かったからこそ、その割合になっていった」
「大谷選手の場合、元々ストレートとスイーパーとスライダー、この3つが軸にはなっているんですけれども、スプリット、これでも空振り三振を取ることができていたので、武器が増えたとなると、投球のバリエーションが増える。自信につながるピッチングになった」

 二刀流完全復活へ。今後の課題は?

「強いて言うなら球数。5回を投げて87球、5回を投げきるには球数もちょっと多め。そこの修正をどうするかが、次大事になってくると思います」

(「グッド!モーニング」2025年8月31日放送分より)

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