この試合は、女子高校野球の強化を目的に4年前から始まり、ことしは、バンテリンドームナゴヤで行われました。

イチローさんのチームにはいずれも大リーグでも活躍した松井秀喜さんや松坂大輔さん、それに松井稼頭央さんが参加しました。

試合は、3回に4番の松井秀喜さんがライトスタンドへスリーランホームランを打って訪れたファンを魅了しました。

一方、高校女子選抜チームは、先発の阿部さくら投手が1回に松井秀喜さんから三振を奪ったほか、7回に毛利瑠花選手がイチローさんからこの試合でチーム唯一のヒットをセンター前に打ちました。

試合は、先発登板したイチローさんが9回を14奪三振、無失点の好投をみせイチローさんのチームが8対0で快勝しました。

また、日米通算で4367本のヒットを打ちことし1月に野球殿堂入りしたイチローさんをたたえる表彰式が試合の後に行われ、レリーフを受け取ったイチローさんは、「日本の野球はすでに成熟しているので、これからも日本独自の考え方が世界一に近づくという考え方を大切にしてほしい」と話していました。

イチローさん「夢の舞台だなと感じた」

試合のあとのイチローさんは「すごく温かい空気の中での試合になり、夢の舞台だなと感じた。おじさんをこんなにわくわくさせてくれる機会はほかにない」と振り返り、ホームランを打った松井さんについては、「とんでもない選手。スーパースターです」と笑顔で話していました。

松井秀喜さん「こういうドラマがあるから野球はやめられない」

また、スリーランホームランを打った松井秀喜さんは「現役時代でもないくらい、自分でも信じられない当たりで、こういうドラマがあるから野球はやめられない」と話していました。

女子選抜チーム阿部投手「レベルアップし女子野球盛り上げたい」

高校野球女子選抜チームの阿部さくら投手は「松井秀喜さんから1番自信のあるストレートで三振を取れてよかった。もっとレベルアップして女子野球を盛り上げたい」と話していました。

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