千賀投手は6月12日の登板で勝ち星をあげた際に右足の太もも裏を痛め、7月11日に復帰しましたが、勝ち星から遠ざかり、ここまで7勝4敗となっています。
14日は本拠地ニューヨークで行われたブレーブス戦に中5日で先発登板し、1回は2アウトからヒットを打たれたものの、続くバッターは低めの変化球で打ち取り得点を許しませんでした。
2回は先頭バッターにヒットと盗塁を許して得点圏にランナーを進められましたが、後続のバッターは代名詞の鋭く落ちる“おばけフォーク”で2者連続三振を奪うなど無失点に抑えました。
メッツ打線は3回、1番リンドー選手のソロホームランで先制しましたが、続く4回、千賀投手は2アウトから真ん中高めのストレートを捉えられ、ソロホームランを打たれて同点とされました。
5回はこの日初めて打者3人で抑えましたが、同点の6回、フォアボールとヒットなどで2アウト一塁三塁とされ、ここでランナーを残したまま交代となりました。
代わったピッチャーがタイムリーヒットを打たれて千賀投手が残したランナーが勝ち越しとなるホームを踏んだため、この試合は6回途中2失点となりました。
メッツはそのウラ、2点を奪って3対2と逆転したため、千賀投手の負けはなくなりました。
千賀投手は球数が93球、打たれたヒットが5本、与えたフォアボールが1つ、三振は毎回奪って7つ、防御率は2.35となりました。
メッツは8回、2点を奪われて逆転を許し、3対4で敗れて2連敗となりました。
千賀「どの球種も勝負できるボールになってきた」
試合後、千賀投手は「投手コーチや動作解析の人や、いろいろな人たちの力を借りて頭の整理がついた。どの球種もバッターとしっかりと勝負できるボールになってきたという感覚も覚えたので、すごくいい登板だったと思う」と振り返りました。
6回のマウンドに上がるのは右太ももを痛めた6月のナショナルズ戦以来、2か月ぶりで「久しぶりの6回のマウンドだったが、いろんな球種をストライクゾーンに投げ込めたのが大きかった。スピード以外はちょっとずつ戻ってきた感覚もあるので、次もしっかり自分のペースで投げられるようにしたい」と手応えを話していました。
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