
松井さんは現役を引退したあと、ふるさとの石川県やアメリカなどで野球教室を開いてきましたが、2日は、能登地方では初めてとなる野球教室を七尾市で開催しました。
能登半島地震の復興支援として行われた教室には地元の小学生、およそ60人が集まり、ゲストとして大リーグなどで活躍したイチローさんが登場すると大きな歓声が上がりました。
子どもたちは松井さんが投げたボールを力強いスイングで打ち返したり、イチローさんから投げ方を教わったりしていました。

そして、松井さんがバッティングを披露し鋭いスイングで柵越えの当たりを見せると、子どもたちから驚きの声が上がっていました。
輪島市の小学6年生の男の子は「地震のあとにグラウンドに仮設校舎が建ったので、狭いグラウンドで野球をすることが多いですが、きょうは『来てくれてありがとう』という気持ちです。きょうのボールは自分の部屋に飾ろうと思います」と話していました。
松井さんは「イチローさんが『ぜひ、能登に』というお話だったので、大変恐縮ですけどお願いしますということで実現しました。子どもたちにとっても夢のような時間になったと思います」と話していました。
イチローさんは「僕も神戸で震災を経験して去年、能登で大変な被害に遭われた方の痛みや苦しみ、悲しみを想像します。その時に僕ができることは野球しかないので、松井選手と一緒にできたらいちばんいいなと思っていました」と話していました。
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