ナショナルリーグ西部地区で首位のドジャースを追う2位のパドレスは2日、本拠地のサンディエゴでオリオールズと対戦し、ここまで3勝4敗のダルビッシュ投手が中5日で先発登板しました。

ダルビッシュ投手は1回、先頭バッターから空振りの三振を奪いましたが、続くバッターには真ん中に甘く入った変化球を捉えられ、先制のソロホームランを打たれました。

このあとコントロールに苦しみ、フォアボールとデッドボールを与えて2アウト満塁のピンチを迎えましたが、続くバッターからはキレのあるカットボールで見逃しの三振を奪って立ち上がりを最少失点で切り抜けました。

2回は2つの三振を奪うなど0点に抑えたものの、3回にはヒット2本と盗塁で二塁三塁の場面でタイムリーヒットを打たれ、この回2点を失いました。

ダルビッシュ投手は、打線が2点を返して2対3と追い上げたあとの4回、ランナーを出しながらも無失点に抑え、5回の先頭バッターにフォアボールを与えたところでマウンドを降りました。

このあとリリーフ陣が失点し2対5とリードを広げられました。

ダルビッシュ投手は4回と3分の0イニングで87球を投げて三振6つを奪いましたが、打たれたヒットが6本、フォアボールとデッドボールを2個ずつ出して4失点、防御率が5.75となりました。

その後、7回に松井裕樹投手が4人目としてマウンドに上がり1回無失点でした。

試合はパドレスが2対6で敗れて3連敗を喫し、ダルビッシュ投手が今シーズン5敗目となりました。

ドジャースとのゲーム差は2.5です。

ダルビッシュ「しっくりこず ばらばらだった」

ダルビッシュ投手はコントロールが乱れたピッチングを振り返り「ツーストライクに追い込んでからデッドボールになるなど、自分にとってとんでもないミスもあった。最初から最後までフォームやリリースがしっくりこず、とにかくばらばらだった。あすからの調整期間でちゃんとクリアしていきたい」と反省していました。

ドジャースとの地区優勝争いが続くなかで、チームが3連敗していることについては「まわりからもチームの元気のない雰囲気がわかるような状況はよくないと思う。みんなの調子が悪かったりよかったりはあるが、また前を向いてやるしかない」と話していました。

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