JRFU(日本ラグビーフットボール協会)は、「アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2025」プールBの第2戦、9月7日(現地時間9月6日)にアメリカのサクラメントで行われるアメリカ代表戦に臨む日本代表メンバー23人を発表しました。
エディー・ジョーンズHCが「本当に大事な一戦。若いメンバーで勝って大きなステップを踏みたい」と口にしたアメリカ代表戦。注目のメンバーは、フィジカルで勝負してくる相手を、後半に怒涛の勢いで突き放したカナダ代表戦のメンバーを中心に選出されました。
FW陣は、第1列にカナダ戦で途中出場し代表デビューを果たした小林賢太選手を起用。その他の7人は、カナダ戦と同じメンバーが名を連ねました。
ゲームコントロールの鍵となるハーフ団には、SHにカナダ戦ではリザーブからの出場だった福田健太選手を先発で起用。「彼の特性は、非常に強くてフィジカルな選手。フィジカルで勝負してくるアメリカに対してはとてもいいスタートが切れると思う。そのうえで終盤に藤原がクイックな球さばきを展開してくれれば、いい形で80分間試合を運べる」と、李承信選手とのコンビで日本代表のスピードある攻撃を構築してきた藤原忍選手は、リザーブでの起用となりました。
BK陣では、代表活動から途中離脱したマロ・ツイタマ選手に代わってカナダ戦ではリザーブ組だった長田智希選手が先発。リザーブにもカナダ戦のメンバーが顔をそろえる中で、新たにメンバー入りしたのがテストマッチ出場経験のないFWの奥井章仁選手とWTBの木田晴斗選手。エディーHCが「チームにエネルギーを与えてくれる2人。奥井にはここぞというときの力強さがあるし、木田はバックスリーにパワーを加えてくれる」と期待を口にした両選手が、初キャップのチャンスをつかみました。
カナダ戦に続いて主将を務めるワーナー・ディアンズ選手が「タフな場面も出てくると思うが、自分たちのやるべきことに集中したい。セットプレーでしっかりと勝ってフィジカルを出していきたい」と健闘を誓うと、「アメリカ戦は、フィジカルのバトルでしっかりと戦いたい。アメリカはフィジカルで日本をいたぶろうとしてくると思うが、次の試合ではそうはさせない。若い選手が中心のメンバーで勝って、PNCを優勝したいと思っている」と力強い言葉を残したエディー・ジョーンズHC。
優勝に向けて試金石となるアウエーでのPNC第2戦・アメリカ代表戦は、9月7日10時5分(日本時間)キックオフです。
<試合登録メンバー23名>
1 小林賢太(東京サントリーサンゴリアス)
2 江良颯(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
3 竹内柊平(東京サントリーサンゴリアス)
4 ワイサケ・ララトゥブア(コベルコ神戸スティーラーズ)
5 ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)◎
6 ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
7 下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)
8 ファカタヴァ アマト(リコーブラックラムズ東京)
9 福田健太(東京サントリーサンゴリアス)
10 李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)
11 長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
12 チャーリー・ローレンス(三菱重工相模原ダイナボアーズ)
13 ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
14 石田吉平(横浜キヤノンイーグルス)
15 サム・グリーン(静岡ブルーレヴズ)
16 佐藤健次(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
17 木村星南(東芝ブレイブルーパス東京)
18 為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
19 奥井章仁(トヨタヴェルブリッツ)〇
20 マキシ ファウルア(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
21 藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
22 廣瀬雄也(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
23 木田晴斗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)〇
◎=キャプテン 〇=ノンキャップ(代表戦出場歴なし)の選手
<試合日程>
日本代表 対 アメリカ代表
9月7日(日)午前10時5分KO(現地時間9月6日午後6時5分)
Heart Health Park(アメリカ)
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