車いすテニスの男子シングルスで世界ランキング1位の小田選手は5日、全米オープンの準決勝で世界3位でスペインのマルティン・デ ラ プエンテ選手と対戦しました。

小田選手は第1セットで先にブレークを許しましたが、相手のサーブを鋭いショットで返すリターンエースや緩急を生かしたショットでポイントを重ね、第5ゲームから5ゲームを連取して逆転し、6ー3で取りました。

第2セットは互いに3ゲームずつ取り合って迎えた第7ゲームで、ラリーで粘り強く返して先にブレークに成功し、その後の2ゲームも連取して6ー3で取りました。

小田選手はセットカウント2対0でストレート勝ちして、1回戦から1セットも落とさず、全米オープンで初めての決勝進出を決めました。

小田選手は去年のパリパラリンピックで金メダルを獲得し、四大大会で優勝経験がないのは全米オープンのみとなっていて、車いすテニスで最年少となる「生涯ゴールデンスラム」の達成まであと1勝となりました。

6日の決勝では、世界4位でアルゼンチンのグスタボ・フェルナンデス選手と対戦します。

また、女子シングルスの準決勝では、世界1位の上地結衣選手が世界4位で中国の王紫瑩選手と対戦しました。

王選手には「生涯ゴールデンスラム」の達成をかけて臨んだことし7月のウィンブルドン選手権の決勝で敗れましたが、この試合は第1セットを6-4、第2セットを7-5で取ってセットカウント2対0で今大会初めてのストレート勝ちを収め、10回目の決勝進出を決めました。

上地選手は決勝で世界3位で中国の李暁輝選手と対戦します。

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