ソフトバンクの牧原大成が8月度のRKB月間MVPに輝いた。

8月は16試合連続安打など、チームトップの打率.385をマークし、3本のホームランに18打点。

守備でもセカンドに加え、外野の全ポジションを守り、チームの優勝争いに大きく貢献している。

Q8月を振り返って牧原大成選手(以下:牧原大)

「チームのために自分自身必死にやった結果、いい結果がついてきて良かった。自己評価は80点くらい。8月最後の試合で大事な場面で打てなかったですし、そこがちょっとダメなところだったのかなと思います」

牧原大は8月に強さを見せる。

24年は打率.311(74-23)、22年も打率.318(66-21)とシーズン終盤、さらに近年の猛暑に負けず、結果を残し続ける秘訣を聞いてみると…

牧原大「家にいる時、子どももいるんですけど、しっかり妻が子供の面倒を見てくれて、野球ができる環境をしっかり用意してくれているのが一番、野球にしっかり取り組めている要因なのかなと思います。感謝の気持ちでいっぱいです」

家族の支えも力に、突き進む牧原大は6日の試合前時点で、規定打席に達していないものの打率.309という数字で首位打者も狙える位置につけている。

シーズンの規定打席は443で、牧原大は現在359打席。

規定打席までは84打席で、チームの試合数は残り21。

残り試合全てに出場し、1試合で4打席立ち続けることができれば、プロ15年目で初めて規定打席に到達する。

19年にはあと7打席、22年にはわずか2打席足りず悔しい思いを味わっていただけに、今年こその気持ちが強いかと思いきや、意外にもその感情はあまりないと話す。

牧原大「今年一年は怪我しない一年にしようと思っていたので、その中で規定打席に行けば何にも言うことがないだけで、数字というよりも本当に怪我しないことを目標にしていますね。本当に一試合一試合、負けられない戦いが続いていくので、その中でも硬くならずに、チームも雰囲気いいですし、一試合一試合みんなで楽しく戦っていけたらいいなと思います」

チームは5日まで3日連続で打線が爆発し、4連勝を飾っている。

牧原大が意識しなくとも、このままケガをすることなく優勝まで突き進んでいけば、おのずと規定打席にも到達するだろう。

自身のことよりも、チームのために献身的な姿勢を見せる育成出身の背番号8の言葉からホークスの強さを垣間見た。

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