バレーボールの世界一を決める戦い“世界バレー”。2010年以来15年ぶりのメダル獲得へ王手をかけた女子日本代表(世界ランク5位)は日本時間6日、準決勝でトルコ(世界ランク4位)と対戦する。

準決勝は“高さとパワー”が武器の強豪トルコと対戦

対戦相手のトルコは2023年に欧州選手権とネーションズリーグで優勝、パリオリンピック™ではベスト4に入る“高さとパワー”が武器の強豪。直近で日本は今年のネーションズリーグ準々決勝で対戦し、フルセットの末勝利している。

トルコは準々決勝でパリ五輪銀メダルのアメリカを3ー1で下し準決勝に駒を進めた。トルコ代表の指揮をとるダ二イェーレ・サンタレッリ監督はチームの強みを“攻撃”と話す。注目の身長194cmのエース、バルガス(25)は今大会チームトップの91得点を挙げているアタッカーだ。サンタレッリ監督は予選ラウンドからこれまでを振り返り「私たちは成長していると思います。ネーションズリーグと今とでは違う戦い方ができていることを皆さんにお見せできたと思います」と話した。

さらに「日本チームは本当に素晴らしいですよ。決して諦めず、常に戦っています。試合中は冷静で忍耐力があります。どんな相手のチームも困難に陥れることができる、技術的にも非常に優れたスキルを持っていることを知っています」と日本の印象を明かしたサンタレッリ監督。日本の注目選手には「セナ(関菜々巳)選手の名前を挙げたいです。彼女は私が(イタリアの)コネリアーノにいた時のセッターで、私は彼女が本当に大好きです。彼女は素晴らしい人間であり選手です」と語った。

トルコ代表

15年ぶりのメダルへあと1勝、石川真佑「自信を持って勝ちにいきたい」

女子日本代表のキャプテンを務める石川真佑(25)は「バルガス選手のスパイクだったり、ミドルの選手だったり本当にスパイク力がある選手はたくさんいるので、そこに対して自分たちがそれぞれの選手をしっかり守っていくっていうのは大事になってくるかなと思います」とトルコの攻撃を警戒。続けて「相手も本当に勝ちにくると思うので、そこに自分たちが気持ちで負けないようにやっていきたいと思いますし、自分たちの強みの全員でしっかり攻め続けることだったり、アグレッシブに攻め続けるっていうところは忘れずに、個人としてもチームとしても、それぞれが自信を持って勝ちにいきたいと思います」と意気込みを語った。

サンタレッリ監督から注目選手として名前が挙げられていたセッターの関菜々巳(26)は「私のことをよくわかってると思いますし、すごい戦術的な監督なのですごい多分対策はしてくるんだろうなと思うので、すぐにそこに気づいて私もまた対応していければいいかなというふうに思います」と話した。準決勝へは「メダルがかかってくるっていうところで緊張もあると思うんですけど、ここまでやってきた試合と何もやることは変わらないと思うので、自分たちにしっかりフォーカスして、日本らしいバレーが粘り強く出せればいいかなと思います」と決意を口にした。


【女子日本代表 試合予定】
■予選ラウンド(日本はプールH)
8月23日(土)〇3ー0 カメルーン
8月25日(月)〇3-2 ウクライナ
8月27日(水)〇3-1 セルビア

【決勝トーナメント・1回戦】
■8月29日(金)
オランダ(A1位) 3ー2 セルビア(H2位)
日本(H1位)3ー0 タイ(A2位)  
■8月30日(土)
イタリア(B1位)3ー0 ドイツ(G2位)
ポーランド(G1位) 3ー2 ベルギー(B2位)
■8月31日(日)
フランス(C2位) 3ー1 中国(F1位)
ブラジル(C1位) 3ー1 ドミニカ共和国(F2位)
■9月1日(月)
アメリカ(D1位) 3ー0 カナダ(E2位)
トルコ(E1位) 3ー0 スロベニア(D2位)

【準々決勝】
9月3日(水)
日本(H1位)3ー2 オランダ(A1位)
イタリア(B1位) 3ー0 ポーランド(G1位)
9月4日(木)
ブラジル(C1位) 3ー0 フランス(C2位)
トルコ(E1位) 3ー1 アメリカ(D1位)

【準決勝】
9月6日(土)
17:30~ 日本(H1位) ー トルコ(E1位)
21:30~ イタリア(B1位) ー ブラジル(C1位)

【決勝・3位決定戦】
9月7日(日)
17:30~ 3位決定戦 
21:30~ 決勝  

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