世界ランキング17位の日本代表は日本時間の7日、世界13位のメキシコと、10日に世界15位の地元、アメリカと強化試合を行います。

メキシコ戦を翌日に控え、チームは試合会場となるカリフォルニア州オークランドの「オークランド・コロシアム」で調整しました。

ここは昨シーズンまで、大リーグのアスレティックスが本拠地として使っていたスタジアムで、ふだんサッカーで使う会場とはスタンドなどの構造が大きく異なります。

練習は冒頭15分のみが公開され、選手たちはボール回しなどで汗を流すとともに、芝生の感覚やピッチに立った時の周りの見え方などを確かめていました。

その後は非公開となり、メキシコの特徴を踏まえた戦い方やセットプレーなどを確認したということです。

記者会見で森保監督は「強度が高く試合巧者のメキシコに対して、試合の流れの中で自分たちが攻撃にでる時間帯で押し込めるかや、守備に回るときに我慢できるのかを見極めたい。勝利だけでなくチームを成長させる試合にしたい」と話しました。

メキシコ戦は日本時間の7日午前11時キックオフで、NHKは総合テレビで中継します。

鎌田大地“守備から入り攻撃に”

鎌田大地選手は「野球場だったスタジアムでふだんとは見え方が違うし芝のかたさも気になった。まだけがが完治したわけではなく、多少無理をしている状態だが、試合になったら言い訳はできない。アジアの予選からずっと続けているスリーバックのフォーメーションがどこまで通用するかがポイントだと思う。まずは守備から入って攻撃につなげていきたい」と話していました。

上田綺世“少ないチャンスからゴールを”

上田綺世選手は「ピッチの形がいびつで異質に感じたが、慣れれば問題ない。メキシコはかなり力強く攻めてくるので、日本にとっては苦手なタイプだが、世界一を目指す上でいまどれぐらい通用するのかを試すにはいい相手だと思う。苦しい時間を乗り越えて、少ないチャンスからゴールを奪いたい」と話していました。

堂安律“勝つだけでなくトライ”

堂安律選手は「今まで野球場だったスタジアムでの試合で雰囲気が少し違うが、ワールドカップに向けて重要なテストマッチになる。メキシコは強いメンタリティーで向かってくると思うが、ただ勝つだけでなく、今まで積み重ねてきたことがどこまで通用するかトライしたい」と話していました。

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