バレーボールの世界一決定戦“世界バレー”の準決勝が日本時間6日、タイ・バンコクで行われ、女子日本代表(世界ランク5位)はトルコ(同4位)に1ー3(25ー16、17ー25、18ー25、25ー27)で敗戦し、47年ぶりの決勝進出を逃した。日本は2010年の銅メダル以来15年ぶりのメダルをかけ、7日に行われる、イタリア対ブラジルの敗者との3位決定戦へ。試合を涙で振り返った佐藤淑乃(23)は「自分たちの勢いがだんだん相手に消されて」。チーム最多の22得点を挙げた和田由紀子(23)は「この試合を通してまたもうひとつ強くなれたら」と言葉を絞り出した。
キャプテンの石川真佑(25)
Q.試合を振り返って
石川選手:
最後自分たちがリードしてて、そこで連続失点でひっくり返されてしまった悔しい負け方だったんですけど、もちろん悔しいし勝ちたかったっていうのあるんですけど、まだ明日残ってるので、しっかり切り替えて、明日必ず勝って終われるように頑張りたいと思います。

Q.スタートの入りが非常によかった
石川選手:
スタートの入りは自分たちの課題でもありましたし、サーブでしっかり攻めれて相手を崩すことができたところはすごく良かったなと思います。
Q.3セット目に苦しい展開は、どういった思いで
石川選手:
やっぱり相手の流れになる場面もたくさん多かったんですけど、絶対に私がしっかり切って流れを作ろうというふうにスパイクだったり、サーブも打ってますし、そこで4セット目のところ、でもやっぱり勝って、もう1セット、5セット目に入りたいというふうには思ってたんですけど、やっぱりそこの私だけでは絶対勝てないですし、やっぱりチームとしてもっと全体でそれぞれじゃなくて、チームで勝ちに行くっていうのはすごく大事だなと思います。
Q. 石川選手がよく苦しいときこそみんなで目と目合わせて、点数を取りにいくっておっしゃってたんですが、今日はその苦しい中でもそういうことはできていましたか?
石川選手:
本当に相手の流れになる場面も多かったんですけど、やっぱり自分だけじゃなくて他の選手にもやっぱり点数を取ってもらわないといけないと思ってたので対角の佐藤選手だったり、やっぱり一緒に入ってて、すごく頼りになる場面もありますし、そこではしっかり自分が後ろの時にはよしのに「思いっきり打っていいよ」って言ったりとか「迷いなく攻めていこう」ていう話はしてたので、そういったところは声かけのところは個人的には意識してました。
Q.3位決定戦に向けてメダルへの意気込みを
石川選手:
本当に今日悔しい試合だったので、明日も本当にどうなるかわかんないですけど、自分がしっかりやりきったっていうふうに思って終われるようにしていきたいですし、勝って世界バレーを終えたいと思います。
チーム最多22得点の和田
Q.最後まで攻めた試合だった
和田選手:
今までは自分たちで我慢して中盤追いつけてという試合が多かったんですけど、今日の試合はなかなか自分たちで我慢できなかったり、最後あと1点が取り切れなかったりまた自分たちの新しい課題が出た試合だったかなと思う。個々がまた新しい課題を見つけられた試合だと思いますし、この試合を通してまたもうひとつ強くなれたらいいかなと思います。

Q.1セット目の良いスタートはどのような声掛けがあったか
和田選手:
一番は自分たちを信じて楽しんで試合をしようと監督からもありました。
Q.準決勝大事な試合での手応えはあったか
和田選手:
チームとしては、3セット目ああいう展開で終わった後に、4セット目もう1回全員で集中し直して、ずっと接戦だったと思うんですけど、そこの4セット目の我慢というのはよかったと思いますし。個人としては、やっぱりまだまだ最後1点、ブロックが来ても決めきる技術だったりとかが足りていなかったかなと思います。
Q.3位決定戦へ
和田選手:
自分たちがこの大会、メダルを取ることを目標としてきて、ここでもう1回チーム一丸となって。やっぱり自信をなくすんじゃなくてもう1回これを自信に変えて、自分たちのバレーで戦っていけると思うので、切り替えてまた明日もう1回、全員でいい表情でバレーボールができたらいいかなと思います。
決勝進出を逃し涙を流した佐藤
Q.試合を振り返って
佐藤選手:
自分たちの勢いがだんだん相手に消されて…(泣)、すいません。VNLでも同じようにここで負けて、でもまだ試合はあるので、明日に切り替えて頑張りたいなと思います。
Q:難しい準決勝はどのように入ったか
佐藤選手:
やっぱりずっと、相手のミドルの選手もすごくブロックがうまい選手でしたし、前回対戦でトルコに勝ったときからすごく対応をされたなって感じましたけど、まだチームのみんなに頼ってしまってる部分が多いなって思うのでもっと自分が決めきれる場面がたくさんあったと思いますし、もっとトスをあげてもらって、自分の点数を稼げるところがあったら、もう少し楽な展開が作れたじゃないかなと
Q:3位決定戦に向けて
佐藤選手:
ここでまだメダルを取れるチャンスがあと1試合あるので、気持ちを全員で切り替えてあと一戦、このメンバーで戦えるのも最後になるかもしれないし、この大会をこのメンバーで最高の結果で終われるように頑張りたいと思います。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。