ポストシーズンには、アメリカンリーグとナショナルリーグの、それぞれ3つの地区で優勝したチームと、ワイルドカードと呼ばれる2位以下で勝率が上位の3チームの合計12チームが進出します。
両リーグとも、まだポストシーズン進出を決めたチームはなく、レギュラーシーズンの各チームの残り試合が20試合前後となる中で、激しい優勝争いとワイルドカード争いが続いています。
このうち、ナショナルリーグ西部地区は、首位ドジャースと2位パドレスが、ともに残り20試合で、ゲーム差はわずか「1」と、優勝の行方は最後までわからない状況となっています。
さらに直近10試合で、ドジャースとパドレスが、ともに3勝7敗と大きく負け越しているのに対し、3位のジャイアンツが8勝2敗と調子をあげていて、1位から3位までが6ゲーム差の中にいます。
ドジャースとジャイアンツは、直接対決が7試合残されているため、結果次第では、ジャイアンツが地区優勝争いに絡んでくる可能性もあります。
また、ポストシーズンの戦いを見据えると、地区の順位だけではなく、勝率も重要になります。
ポストシーズンでは、地区優勝した3チームのうち、
▽勝率上位2チームは、地区シリーズからのスタートですが、
▽勝率3番目のチームは、ワイルドカードの3チームとともに、地区シリーズ進出をかけたワイルドカードシリーズから戦うことになります。
ナショナルリーグでは現在、
▽中部地区のブルワーズが88勝55敗で勝率トップ
▽東部地区のフィリーズが83勝59敗で続き、
▽西部地区のドジャースが78勝64敗で3番目
となっているため、仮に、今のままレギュラーシーズンが終了した場合、ドジャースは、ワイルドカードシリーズからの戦いを強いられることとなります。
フィリーズとドジャースの差は徐々に開いていて、ワールドシリーズ連覇を目指すドジャースは、調子を取り戻し、勝率でフィリーズを上回りたいところです。
また、ドジャースとパドレス以外でも、日本選手が所属するチームがポストシーズン進出争いを続けています。
◇ナショナルリーグでは、
▽カブスが中部地区2位
▽メッツが東部地区2位
◇アメリカンリーグでは、
▽レッドソックスが東部地区3位で、
それぞれワイルドカードでのポストシーズン進出圏内に入っています。
レギュラーシーズンは、最終盤の勝敗がポストシーズンの戦いに大きく影響を与えるため、各チームにとって、最後の最後まで大事な試合が続きます。
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