プロ野球・阪神タイガースがセ・リーグ優勝を果たした7日夜、阪神ファンが集う兵庫県尼崎市のスポーツバー「尼スポJony(ジョニー)」では、ファン約30人が集まって、テレビ中継にかじりついた。

 六回裏、1死三塁のチャンスで近本光司選手が打席に入ると、店内は大盛り上がり。

 「絶対勝つぞタイガース!」「わっしょい、わっしょい!」

 かけ声に押されるように、犠飛で待望の追加点が入ると、客は持ち寄った応援用のミニバットをたたき合って喜んだ。

 優勝の瞬間、店内には歓声が響き渡った。40年以上の阪神ファンという尼崎市の桝田貴司さん(54)は「圧倒的な投手陣の強さを今日も見せてくれた。やっぱり優勝は特別やね」と笑顔だった。

 「タイガース推し」で知られる尼崎中央3丁目商店街の振興組合理事長の寺井利一さん(64)は「最速優勝がかかって、選手も監督も相当なプレッシャーだったと思う」としつつ、「でも、日本一までいけへんかったら怒るよ」と叱咤(しった)激励していた。商店街には8日以降、優勝をねぎらう垂れ幕が掲げられる予定だ。

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