タイで行われている大会は、7日、3位決定戦が行われ、世界ランキング5位の日本は、4大会ぶりのメダル獲得をかけて世界2位のブラジルと対戦しました。
日本は、開始直後からブラジルに主導権を握られ、「ガビ」が愛称のガブリエラ・ブラガ ギマラエス選手の力強いスパイクなどに苦しみ、第1セットを12対25、第2セットも17対25で失いました。
第3セットは、佐藤淑乃選手のスパイクなどで開始から5連続ポイントを奪って流れをつかみ、その後も佐藤選手のバックアタックや島村春世選手の速攻などで得点を重ね、25対19で取りました。
続く第4セットは追いかける展開となりましたが、佐藤選手やキャプテンの石川真佑選手のスパイクなどで追い上げ、接戦に持ち込みました。
そして、相手にマッチポイントを握られながらも、佐藤選手が勝負どころで力強いスパイクを決めて29対27で取って、セットカウント2対2で並びました。
そして最終の第5セットで日本は、石川選手や佐藤選手のスパイクなどで得点を重ねましたが、相手も譲らずデュースとなり、最後は石川選手がスパイクをブロックされて、16対18で落とし、セットカウント2対3で敗れました。
日本は4大会ぶりのメダル獲得はなりませんでした。
キャプテン 石川真佑選手「悔しいが やりきった」
キャプテンの石川真佑選手は「最後、勝てなかったのはすごく悔しいが、今まで以上にやりきった。最後の1点はああいった場面で託してもらえる選手にはなっているが、私はそこを決める選手を目指している。また自分が成長できると思わせてもらえる1本だった」と振り返りました。
そのうえで、今後に向けて「ネーションズリーグも世界選手権もベスト4をこえられず悔しさはあるが、私たちにとって、成長できるきっかけになった。一人一人が所属チームに戻ってさらに成長し、まずは来年、レベルアップしたチームを皆さんに見てもらえるように頑張りたい」と話していました。
佐藤淑乃選手「もう1回みんなで成長したい」
チームトップの34得点をあげた佐藤淑乃選手は「みんなを助けられる1点を取りたいと思って打ち続けていた。最後に勝ち切ることができないのが今のチームの弱さだ。そこに向き合って、もう1回みんなで成長したい」と話していました。
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