■MLB ドジャース3ー1ロッキーズ(日本時間9日、ドジャー・スタジアム)

ドジャース・大谷翔平(31)が本拠地でのロッキーズ戦に“1番・DH”で出場し、3打数1安打1四球。同点の7回に大谷のツーベースでチャンスを広げて、M.ベッツ(32)が決勝タイムリー、先発T.グラスノー(32)が7回、105球を投げて無安打1失点の好投、ドジャースは12試合ぶりの連勝となった。

前日8日はメジャー初対戦となったオリオールズ菅野智之(35)から47号・48号と2打席連続弾を放った大谷、チームも連敗を5で止めた。本拠地に戻ってきてのロッキーズ戦、先発はC.ドーランダー(23)、今季初対戦し、2打数1安打。

9月に入り2勝5敗、2位のパドレスにも1ゲーム差に迫られているドジャース、同地区最下位のロッキーズに取りこぼしはできない。大谷の1回第1打席、カウント0-1から内角への厳しいボールに大きな声を出して避けた大谷、3球目は内角低めのカーブにファウル、最後は内角低め、絶妙なコースへのシンカーで見逃し三振。ロッキーズバッテリーの完璧な攻めに抑えられた。

2回には先発のT.グラスノー(32)は先頭打者に四球を許すと、その後、盗塁と外野フライで1死三塁のピンチを迎えると、レフトへの犠牲フライで先制点。ノーヒットで1点を失ってしまった。

1点を追うドジャースは3回、1死一、三塁のチャンスで大谷の第2打席、速いボールで攻められて、カウント2ー2から5球目、外角へ80マイル(129キロ)のカーブに体勢を崩されて空振り三振。続く2番・M.ベッツ(32)も外野フライに倒れて得点を奪えなかった。

0対1で迎えた6回、無死一塁で大谷の第3打席、ロッキーズ2人目、J.メヒーア(25)と対戦。この打席ではボールをしっかり見極めて四球、後続に繋ぐ打席を見せた。続くベッツは右打ちのライトフライで2塁走者が3塁へ、1死一、三塁で3番・F.フリーマン(35)が叩きつけるバッティングで1塁手の頭を越えるライトへのタイムリーツーベース。1対1の同点に追いついた。さらに1死満塁とチャンスを広げたが、勝ち越し点は奪えなかった。

背中の張りを訴えて、ローテーションを1度飛ばしたグラスノーだったが、7回、105球を投げて、被安打0、奪三振11、四死球2、失点1(自責点1)と好投。1対1の同点で迎えたその裏、2死一塁で大谷の第4打席、ロッキーズ3人目、A.チビリ(23)と対戦。カウント2ー1から内角低めのチェンジアップを上手く拾ってライト線へツーベースでチャンスを広げた。

このチャンスに2番・ベッツが2ストライクと追い込まれながら、センター前へコンパクトなバッティングで2点タイムリーで3対1。グラスノーに勝ち投手の権利をプレゼントした。

8回はB.トライネン(37)が3者凡退に抑え、9回はT.スコット(31)が登板、調子の上がらない2人の中継ぎがしっかりと抑えて、ドジャースは12試合ぶりの連勝となった。

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