JRFU(日本ラグビーフットボール協会)は、9月15日(現地時間9月14日)に行われる「アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2025」ファイナルラウンド準決勝・トンガ代表戦に臨む日本代表メンバー23人を発表しました。

 カナダ・アメリカに連勝して、プールB1位で準決勝進出を決めたエディーJAPAN。トンガ代表戦について、エディー・ジョーンズHCは「トンガと対戦する場合は、そこが一番大きなチャレンジになるが、まずはフィジカルでしっかりと勝つこと。そのうえで戦術をしっかりと丁寧にやり続けることが大事になってくる」と語っています。メンバーには、壮絶なフィジカルバトルを繰りひろげた2試合を通して、確実に成長した選手たちを中心に、力強い面々が名を連ねました。

 FW陣では、カナダ戦に先発した7人に加え、アメリカ遠征を前に日本代表に合流した経験豊富なジャック・コーネルセン選手が復活。さらに「標高の高いデンバーでの戦い、FWにはかなりの高いワークレートが求められる。80分間戦い続けるための選択」と、リザーブ8人のうちFWが6人と、通常よりFW陣が1人多いメンバー構成となりました。

 試合のカギを握るハーフ団には、アメリカ戦ではリザーブからの出場だったSH藤原忍選手が先発。「(藤原は)本来の切れ味を取り戻している。(藤原の先発起用で)スタートから試合のペースを上げていって、福田が締めくくるという形に持っていきたい」と話したエディーHC。「キャプテンを務めるワーナーとグラウンド内でしっかりコミュニケーションがとれることに感心している」と評価する李承信選手とのコンビに期待しています。

 その他のBK陣は、アメリカ戦と同じメンバーが先発。リザーブには、前述のSH福田健太選手に加えて、エディーHCが「非常に有望な選手。どのポジションがベストか、まだ模索中だが、BKならどこでもカバーできるユーティリィティー性を兼ね備えている」と高く評価する廣瀬雄也選手がメンバー入りを果たしました。

 キャプテンを務めるワーナー・ディアンズ選手が「キャプテンとして、強い思いで試合に入らないといけない覚悟はあるが、プレーに関してはそんなに変わらない。とにかくいつも心掛けているいいパフォーマンスを出したい」と語ったトンガ代表戦。エディーHCが「このメンバーで優勝したいと思っている」と話したPNCのタイトル獲得のためには越えなければいけない壁。チームとしての成長力が問われる準決勝が始まります。


<日本代表試合登録メンバー23名> ◎=キャプテン 
1  木村星南(東芝ブレイブルーパス東京)
2  江良颯(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
3  竹内柊平(東京サントリーサンゴリアス)
4  ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ) 
5  ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)◎
6  ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
7  下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)
8  ファカタヴァ アマト(リコーブラックラムズ東京)
9  藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
10 李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)
11 長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
12 チャーリー・ローレンス(三菱重工相模原ダイナボアーズ)
13 ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
14 石田吉平(横浜キヤノンイーグルス)
15 サム・グリーン(静岡ブルーレヴズ)
16 佐藤健次(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
17 小林賢太(東京サントリーサンゴリアス) 
18 為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)  
19 ワイサケ・ララトゥブア(コベルコ神戸スティーラーズ)
20 ティエナン・コストリー(コベルコ神戸スティーラーズ)
21 マキシ ファウルア(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
22 福田健太(東京サントリーサンゴリアス)
23 廣瀬雄也(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)

<試合日程>
日本代表 対 トンガ代表
9月15日(月)午前6時35分キックオフ(現地時間9月14日午後3時35分)
DICK’S Sporting Good Park(アメリカ) 

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