■東京2025世界陸上競技選手権大会(13日、国立競技場)
3分59秒19の日本記録を持つ田中希実(25、New Balance)が女子1500m予選に出場し、4分07秒34の10着でフィニッシュ。準決勝進出条件の上位6位以内に入れず、予選敗退となった。22年オレゴン大会、23年ブダペスト大会に続く3大会連続の準決勝進出は夢と消えた。
今大会、1500mと5000mの2種目に出場する田中。まずは1本目の1500m予選に臨んだ。自身を含め自己ベスト3分台を持つ選手が8人いる激戦の1組目に登場。スタートすると、3、4番手につけた田中。残り3周で5番手に下がり様子を伺う。ペースを上げて先頭に上がり残り2周に入った。混戦となったラスト1周、4番手あたりにつけたが徐々に遅れ、田中は10着でフィニッシュした。
レース後、「今の私の実力では厳しかった」と絞り出した田中。「堂々としたレース運びができないですし、余裕を持って走ることができないっていうところに弱さを感じました」と話し、「ラストも自分の力を出し切っているつもりなんですけど、その出し方がわからない」と苦しい胸の内を明かした。田中は18日に5000m予選に臨む。
田中は2021年東京オリンピック™で日本初の1500m入賞を果たした。しかし世界陸上では22年オレゴン、23年ブダペストと2大会連続で準決勝敗退している。
予選3組に出場した木村友香(30、積水化学)は、4分15秒70の組14着で予選敗退となった。
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