大東建託は17日、2025年の「街の幸福度ランキング」の北関東版(茨城、栃木、群馬)を発表した。群馬県吉岡町が24年に続いて1位となった。前橋市に隣接し生活の利便性が高い点などが評価された。つくばエクスプレス(TX)沿線の茨城県守谷市は2年連続で2位だった。

吉岡町は高崎市にも近く、住宅価格が手ごろで「経済的余裕のあるファミリー世帯が新しく家を買って移り住んでおり、生活利便性も高い」と同社の賃貸未来研究所の宗健フェローは分析する。
守谷市もマンションをはじめ住宅供給が多い。宗氏はTX沿線の人気の背景として「もともと市街地ではないため住宅供給余地があり価格も手ごろ」と話す。東京へ通勤し高収入の住民も目立つ。
3位に入った群馬県千代田町は県南東部に位置する。周辺地域に工場があり雇用も比較的安定しているほか、山間部より住宅供給も多いため子育て世代を中心に一戸建ての需要が強いという。
栃木県ではさくら市が5位となったほか、高根沢町もトップ10に入った。宗氏によると、子育て世帯の幸福度に加え、物価や家賃への満足度も高いという。
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