日本生命は先週、出向先の三菱UFJ銀行などから保険の販売方針をはじめとした内部情報をおよそ6年間で600件余り、無断で持ち出していたと公表しました。

持ち出した情報は日本生命の営業部門で共有されていましたが、この中には子会社のニッセイ・ウェルス生命の社員が出向先の金融機関から無断で持ち出した内部情報も含まれていることが新たにわかりました。

ニッセイ・ウェルス生命は三井住友銀行とみずほ銀行から内部情報を持ち出していたと明らかにしていて、グループ内で情報の不適切な扱いが常態化していたおそれがあります。

この問題をめぐっては、第一生命ホールディングスがこれまでの社内調査で出向先から情報を持ち出した事例が確認されているものの法令違反にあたる事案はなかったとしているほか、明治安田生命は同じような事案がないか調査を進めています。

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