
日野自動車は18日、10月から開催される「ジャパンモビリティショー2025」でトヨタ自動車と共同開発した燃料電池車(FCV)のトラックを展示すると発表した。トヨタのFCV「MIRAI」の技術を搭載する。カメラやセンサーを搭載し、特定の条件下で完全な自動運転ができる「レベル4」を見据えた価値概念(コンセプト)を示す。
展示するのは10月に発売する「プロフィア Z FCV」。ベースの車両を日野自が開発し、水素タンクや水素と酸素を化学反応させる「FCスタック」はトヨタと共同開発した。

電気自動車(EV)の小型バスのコンセプト車「ポンチョドット」も展示する。同社の小型EVトラック「デュトロ Z EV」をベースに、通学や宅配など様々なニーズを想定して広い車室空間を実現したという。車内にカメラを取り付け、乗客の転倒リスクを検知した際にドライバーへ音や画像で通知する機能を搭載する。
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