連携協定の締結式に臨むしなの鉄道の土屋智則社長(右から2人目)ら(18日、長野県庁)

しなの鉄道(長野県上田市)は18日、軽井沢観光協会(同軽井沢町)、妙高ツーリズムマネジメント(新潟県妙高市)と観光振興での協力を目的とする連携協定を締結した。妙高高原で大規模なリゾート開発が進んでいることなどを背景に、インバウンド(訪日外国人)を含め観光客が多く集まる2地域から沿線地域への誘客を進めることで鉄道の利用増につなげる狙いだ。

今後はワインや日本酒などの食文化や歴史を生かし、ツアーやイベントといった企画を展開していくという。冬に観光客の減る軽井沢町と、夏に観光客の減る妙高高原を直接結ぶ列車を運行することで、双方のオフシーズンの集客を支援することも検討する。11月3日に2つの地域を往復する快速列車を試験的に運行する予定だ。

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