▼中国の個人消費 中国の家計によるモノやサービスの支出総額。国内総生産(GDP)に占める個人消費の割合は約4割と、主要国に比べて割合が小さく、近年は不動産市況や雇用環境の悪化による将来への不安から停滞している。

デフレ傾向も強まり、中国国家統計局によると、2025年は消費者物価指数(CPI)が前年同月比でマイナスになる月も多い。中国人民銀行(中央銀行)が4〜6月に都市部の預金者2万人に実施したアンケート調査によると、「今後3カ月は物価が上がる」との回答は20.3%だった。1〜3月に比べて2.2ポイント低下した。
ただ、人口規模から中国の外食市場は巨大で、英調査会社ユーロモニターによると、24年の中国の市場規模は前年比6%増の5兆5123億元(約114兆円)と日本の約5倍に当たる。デフレでノウハウを磨いた日本勢にとっては足元の節約志向を取り込めれば巨大市場で成長の余地は大きい。
【関連記事】
- ・サイゼリヤが中国店舗2倍の1000店 デフレに照準、スシローは3割増
- ・8月の中国景況感、5カ月連続50割れ 20兆〜30兆円対策求める声
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。