POS(販売時点情報管理)システム大手の東芝テックは22日、未定としていた2025年4〜9月期の配当(中間配当)を無配とすると発表した。期末配当予想は未定のままとする。トランプ米政権の関税政策などの影響から経営環境が悪化したのを踏まえる。

東芝テックは26年3月期の連結最終損益をゼロ(前期は299億円の黒字)と見込む。米関税に伴うコスト増などが最終損益を約110億円押し下げる。期末配当を未定のままにする理由については関税対策の効果を含め「第3四半期以降の業績改善の度合いを慎重に見極める必要がある」(東芝テック)とした。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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