クボタは22日、大阪・関西万博会場で水素燃料電池で動く無人運転トラクターのコンセプトモデルを公開した。自動運転機能も備える水素燃料電池農機の公開は世界で初めてという。水素と空気中の酸素を燃料とし、排出されるのは製造工程でつくられた水だけ。25日まで展示する。

農業分野での世界的課題とされる脱炭素化と省人化に対応する。コンセプトモデルは全長4.4メートル、幅2.2メートル、高さ2.3メートルで、出力は100馬力相当。運転席がなく、自動運転のほか、遠隔操作に対応する。一度の充電で、半日程度の農作業が可能で、農地内だけでなく、農地間も自動で移動できる。通信接続が可能な範囲なら国内外問わず遠隔で操縦できるという。

クボタが発表したオートノマス(自動運転)水素燃料電池トラクターのコンセプトモデル=22日、大阪市此花区

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