
埼玉県内を走る鉄道会社4社が10月、うどん店の情報を発信するユーチューバー、武正倫さんらと連携し、個性の光る県内のうどん店をめぐるスタンプラリーを始める。埼玉県では地域ごとに独自のうどん文化が根付いており、和風めんの出荷額では全国トップを誇る。うどんをきっかけに、県内の周遊を促す狙いだ。
JR東日本、東武鉄道、西武鉄道、秩父鉄道の4社が10月1日から2026年3月1日まで「電車でめグルメぐる埼玉うっどーん!スタンプラリー」と題したイベントを開催する。4社の主な駅などでスタンプの台紙を入手し、県内4エリア・25店舗でスタンプを集める。全店達成したらオリジナルのどんぶりをもらえるほか、エリアごとの賞品も用意する。
経済産業省などが実施した「2024年経済構造実態調査」によると、埼玉県の「和風めん」の出荷額が約325億円で、全都道府県の中でトップ。全国の1割以上を占める。JR東日本大宮支社は、着地型の観光コンテンツを検討する中でうどんに注目し、他の鉄道事業社の垣根を超えた連携を呼びかけた。「スタンプラリーを通じて埼玉県の魅力も再発見してほしい」(同支社の広報担当者)という。
イベントを監修した武正さんの運営する「埼玉うどん子TV」は公共交通機関で訪れられるうどん店を数多く紹介しており、地域の風景なども楽しめるチャンネルだ。イベントと連動し、スタンプラリーの対象店舗を紹介する動画も配信する。
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