
JR東海は18日、お盆期間(8〜17日)の在来線特急列車の輸送量が前年比14%増の17万人だったと発表した。前年は南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)により運休が生じており、反動増となった。帰省や観光による乗客増に合わせ、「しなの」や「南紀」などで車両の増結や臨時列車を設定する対応をとった。

東海道新幹線は大阪・関西万博の開催などを背景に、輸送量が409万人と13%増えた。17日には1日あたり過去最多となる486本を運行した。お盆期間の輸送量を1日平均で比較すると、17年以来8年ぶりに過去最高となった。
名古屋鉄道の定期外輸送人員は全線で前年比5%増となった。同社グループ観光施設の入場者数は、南知多ビーチランド・南知多おもちゃ王国(愛知県美浜町)がイベント開催の影響で40%増となった。プール利用が中心の日本モンキーパーク(同県犬山市)の入場者は悪天候で35%減った。グループ4施設合計では9%減だった。
中部国際空港の利用者数も堅調だった。全日本空輸(ANA)の国内便旅客数は7%増えた。北海道や沖縄方面が好調で、札幌や那覇と結ぶ便の臨時便を出した。国際便では日本航空(JAL)の旅客数が43%増えた。ホノルル線が好調で「搭乗率が9割を超えた日も多く、満席で運航した日もあった」(JAL)という。
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