レゾナック・ホールディングス(HD)は24日、バックドアなど自動車向け樹脂成形品の国内とタイの事業を森六に売却すると発表した。売却額は172億円の見込み。業績予想に織り込み済みで変更はない。レゾナックは半導体材料を主軸に据えており、その他の事業での構造改革を進めている。

売却の対象となるのは車のバックドアなど樹脂製の外装材や内装材事業で、2026年4月に譲渡が完了する見込みだ。長年同事業を手がけてきたが、世界での生産体制が限定的で成長策を描きにくかった。
車関連では今回の対象事業の他に回転するブレーキディスクを挟み停止させる役割を持つブレーキパッドなどを手がけている。黒鉛電極事業でも構造改革を進めている。

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