アートホテル「BnA_WALL」に描いた巨大壁画と関係者ら(24日、東京都中央区)

ぺんてるは24日、若手アーティストが同社の画材を使って東京・日本橋周辺に描いた巨大壁画を10月3日に公開すると発表した。250件以上の応募の中から選ばれた4組が高さ3〜6メートルの壁画を制作した。アートホテル「BnA_WALL」や「THE A.I.R BUILDING」など3カ所で月末まで公開し、街の観光資源にする。

「Pentelミューラルルーキーズプロジェクト」は若手アーティストに創作の場を提供する目的で、ぺんてるとアートホテルを運営するBnA(東京・中央)、壁画制作の知見を持つTokyoDex(東京・世田谷)が2024年から始めた。ぺんてるはアーティストの声を画材の商品開発などに生かす。

工事用の仮囲いに壁画を描いたイラスト作家の安眠さん(24日、東京都中央区)

今回、イラスト作家の安眠さんは日本橋江戸桜通りの工事用の仮囲いに高さ3メートル・横幅11メートルの壁画を描いた。「大きな絵を描くことに憧れがあった。ビジネス街なので通勤途中で明るい気持ちになってほしい」と話した。

壁画の制作に使ったぺんてるの画材

壁画制作に使用したのはぺんてるのアクリル絵の具「スクールガッシュ」や画筆「ネオセーブル」など。アーティストからは「初めて使ったが発色が良い」「色ムラが出来ないよう、よく混ぜることを意識した」などの声があった。

ぺんてるブランドコミュニケーション部の田島宏部長は「アートの価値を、ぺんてる創業の地である日本橋から広げていきたい」と話した。

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