
ダイキン工業など3社は24日、空調機の熱交換器に使うアルミニウム板材のリサイクル実験で、同等品への加工に成功したと発表した。成型加工がしやすいアルミ材を新たに開発して採用した。使用済み品からアルミを取り出す際の成分の分別精度も高めた。2026年度以降にリサイクル材を使った熱交換器の量産を目指す。
従来は使用済み製品を細断してアルミを取り出す際に銅などの不純物が混入していた。リサイクル業の日本磁力選鉱(北九州市)が分別精度を高めた技術を開発し、銅の混入量を20分の1に減らすことができるようになった。
使用済み熱交換器から新しい熱交換器に再利用する「水平リサイクル」を実施することで、新地金から製造する際と比べて二酸化炭素(CO2)の排出量を97%削減できるという。

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