
JR東日本千葉支社と、鉄道沿線の観光開発事業を手がける「沿線まるごと」(東京都奥多摩町)は24日、JR久留里線沿線の魅力を伝えるモニターツアーを開催すると発表した。11月に1泊2日、12月に日帰りのツアーを行い、参加者のアンケートをその後の沿線活性化事業につなげる。
11月2、3日のツアーは1泊2日4食付きで1人3万7000円(税込み)。10組(1組2人まで)限定で募集する。君津市の亀山温泉ホテルに宿泊し、久留里駅長がガイドとなって久留里城観光や集落の散策、野菜収穫体験などを楽しむ。

沿線まるごとの嶋田俊平代表取締役は記者会見で「久留里線沿線には100年前の日本の営みや風景が残っている。地域ぐるみで沿線を盛り上げるきっかけにしたい」と話した。
久留里線は木更津―上総亀山間の約32キロを結ぶ。JR東日本は久留里―上総亀山間を廃止してバス交通に転換する方針を示している。
沿線まるごとは、地域振興事業を手がける「さとゆめ」(東京・千代田)とJR東日本が共同出資して2021年に設立した。JR青梅線沿線で観光開発事業を手がけており、25年5月には奥多摩町に宿泊施設「Satologue(さとローグ)」をオープンした。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。