
ネスレ日本は25日からネスカフェ原宿(東京・渋谷)で沖縄県産の豆を使用したコーヒーを10月19日までの期間限定で提供する。同社などが進める沖縄でのコーヒー栽培プロジェクトの一環で、消費者への認知度向上を目指す。ネスレ日本が沖縄県産コーヒーを店頭で提供するのは初めて。
又吉コーヒー園(沖縄県東村)の豆を使用した「又吉コーヒーブレンド」と中山コーヒー園(沖縄県名護市)の豆を使用した「中山コーヒーブレンド」をそれぞれ1杯1000円で提供する。1日限定10杯ずつという。

ネスレ日本は2019年に沖縄県内の耕作放棄地を活用してコーヒー豆を栽培する「沖縄コーヒープロジェクト」を始めた。現在は20カ所を超える栽培場所があり、元日本代表の高原直泰選手が率いる地元サッカークラブの沖縄SV(エス・ファウ、沖縄県豊見城市)や琉球大学などとも連携している。

ネスレ日本の深谷龍彦社長は25日に都内で開いた説明会で「3〜5年ほどのタイムスパンでは現地で収穫体験などができ、10〜15年ほどでは沖縄で県産のコーヒー豆をお土産として買うことができるようになるとよい」と語った。

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