日本軽金属ホールディングス傘下の日本軽金属とNTTデータ子会社は、アルミニウムを使った金属3Dプリンター事業で戦略的パートナーシップ契約を結んだと発表した。材料開発から後加工まで幅広く製品やサービスを提供する。航空宇宙や防衛、医療、産業機械などの分野を対象にする。2026年度中に成果を出すことを目指す。

日軽金とNTTデータザムテクノロジーズ(東京・港)が契約を締結した。新事業では人工知能(AI)を活用する。「トポロジー最適化」という手法で、AIの提案に基づき構造上必要な部材のみを残して造形する。新しい材料の開発でもAIを使う。

NTTデータザムテクノロジーズは3Dプリンターの輸入販売や保守サービスを手掛け、3Dプリンターを使った部品の受託開発や製造も行う。日軽金の持つアルミニウム合金開発や粉末製造などの機能と組み合わせて新事業につなげる。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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