
亀田製菓は25日、新入社員研修も兼ねて、出資する合同会社ナイスライスファーム(新潟県阿賀野市)で稲刈りを実施した。ナイスライスファームは2025年2月に設立。資本金は60万円で、亀田製菓が16.7%を出資している。
同ファームは25年度、コシヒカリなどの主食用米のほか、五百万石や越淡麗といった酒造好適米の計8品種を作付けした。そのうち亀田製菓は40アールの圃場で晩生(おくて)で多収が見込める品種「あきあかね」を作付けし、稲の育ち方などを調べる栽培実証をしていた。
25日は亀田製菓の新入社員とナイスライスファームの社員らがあきあかねの稲刈りをした。収穫したあきあかねは亀田製菓が買い取り、同社の研究に使用するという。五十嵐晃・購買部長は「コメの粒が大きく、穂の数も多い。米菓に使っていきたいが、米粉パンや非常食など様々なジャンルで考えていきたい」と話す。
ナイスライスファームで収穫したあきあかね以外の品種のコメは基本的にJAへ出荷する。
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